JR東海非電化区間

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新宮駅では11時前なので名物駅弁のめはり寿司を購入し、JR東海の気動車に私は乗り込んだ。列車は新宮駅を出発するとすぐに熊野川を渡る。熊野川を渡るとそこは三重県。和歌山県とはしばらくお別れである。やがて三重県最初の駅、鵜殿に到着する。ここは近くの工場への連絡路線があるため駅構内には貨車と小型のディーゼル機関車が停まっている。鵜殿を出ると列車はしばらく平坦な路線を走る。 ここらで新宮駅で購入しためはり寿司をいただくことにしよう。ふたをあけるとなぜかさんま寿司の由来が載っている。中身はゆかりご飯が高菜に包まれ、一口サイズのお寿司が5個入っており、醤油をかけて食べる。新宮~熊野市にかけての郷土料理であるがなかなか美味である。 めはり寿司を食しているといつのまにか列車は熊野市に到着していた。ここでも駅弁のめはり寿司が発売されているようだ。 熊野市を過ぎる辺りから山間部に入り、海と山の入り江のようなところを走る。トンネルが多くなり漁村ごとに駅があるようだ。 尾鷲を過ぎ列車は紀伊長島に到着した。ここでは20分程度の休憩停車がありホームに降りてみる。小さな駅だが紀勢本線の要所の1つである。
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