JR東海非電化区間

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紀伊長島駅での長時間停車の間にワイドビュー南紀と対向する。JR東海が開発した特急型気動車だが南紀は登場当初はグリーン車が連結されていたが今は全車普通車である。 20分停車の後、列車は紀伊長島を出発しサミットに挑む。この区間は紀勢本線の非電化区間でもかなり勾配がきつく、列車はエンジンのうなりをあげる。やがて列車は長いトンネルをくぐる。出口が見えず、勾配のためスピードもかなり遅い。そしてまだかまだかと考えているとやっとトンネルを抜けた。私も紀勢本線にこんな長いトンネルがあったのかとつい驚いてしまった。 この先の小さな駅のうち、伊勢柏崎駅は貨車を待合室に使ったおもしろい駅である。相可を過ぎ、右から参宮線が近づいてくるとそこは多気駅である。多気でも乗り換えのため、駅から出てみるが何もない駅である。コンビニすらないが紀勢本線の要所である。 さて多気からめ2両編成の気動車に乗るがここから津までは戦前は複線であったため、線路の隣に空き地がある。かつては複線にするほど需要があったのであろうが戦争の物資供給のため、片方の線路は戦争の物資につかわれたそうである。
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