紀伊半島１周の旅

さらば東海 再び西日本

亀山からはJR西日本の区間となるため、車両もがらりと変わる。さっきまでキハ４０に乗っていたがこの先はキハ１２０というJR西日本のローカル気動車で関西本線の加太越えとなる。キハ１２０はゴトリと動き始めた。関を過ぎ、加太を過ぎ、いよいよ加太のサミットである。列車はエンジンのうなりをあげ、急勾配を時速６０㎞ぐらいで登っていく。途中の中在家信号所を過ぎればサミットも下りとなり、柘植駅に到着する。ここは関西本線と草津線の乗り換え駅であり３番ホームには１１３系電車の姿が見える。関西本線の亀山～加茂は非電化だが草津線は電化しているため、気動車ではなく、電車がはしっているのだ。
柘植で長時間停車してから柘植発車！右に草津線が分かれていく。列車はいくつか小さな駅に停まり、やがて伊賀上野駅に到着する。ここは忍者の里であり、松尾芭蕉の故郷でもある。伊賀上野を出発し渓流のような風景を走り小さな駅をいくつか過ぎれば関西本線の加茂駅である。この先は電化になるため２２１系大和路快速が私を待っていた。大和路快速はやがて動き始めるがこのあたりですでに夕方。ついついうとうとと・・・。