火葬

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12/13 家に霊柩車が来た。 「これが最後のお別れです。 お顔を見てあげてください。」 納棺師の人が、来てくれた近所の人たちにそう言った。 あまり会ったこともないのに泣いてくれる人もいて驚いた。 「ちゃんと寝れた?」 「辛かったね。」 次々と言葉をかけられる。 「大丈夫ですよ。」 笑顔で言った。 なぜかこの時は全然泣けなくて。 おじいちゃんの亡骸を見ても、人形みたいだなぁって思うだけだった。 人がたくさんいたからかな? 私たち身内がのるバスがつき、火葬場を目指して霊柩車についていく。 「霊柩車ピカピカしてるね~。」 「んだねぇ。」 バスの中ではそんなことを姉といとこと話していた。 20分ほどがたち、火葬場に到着。 棺桶が仏壇みたいな場所の前におかれた。 「これが本当に最後です。 お言葉をかけてあげてください。」 納棺師の人が言った。 最後って言われても実感沸かないや… おじいちゃんには 「お疲れさま」 と一言言葉をかけた。
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