9人が本棚に入れています
本棚に追加
1時間半後…
収骨室に呼ばれた。
おじいちゃんが火葬炉から出てきて…
いや、おじいちゃんじゃない。
骨が出てきた。
ずっと点滴をうたれ続けた体。
骨はすかすかで少しでも衝撃をあたえると粉々に砕けた。
独特の匂い…
姉は泣いていたけど、私にはただの骨にしかみえなかった。
一つ一つ骨を拾っていく。
薬のせいか骨の一部分が変色していた。
作り物みたい…
箸で骨を拾っている間、そんなことを考えていた。
最初のコメントを投稿しよう!