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せっかく芽生えた友情も台無しになってしまったと思っていた銀太だったが、刀也は放課後、銀太が独り暮らしをするマンションに度々訪れ、アニメの話を熱く語っていた。
桜子は銀太の噂を鵜呑みにし、刀也に銀太の家に行く事を止めるように説得するが、刀也は首を縦には振らず、銀太との友情を深めていった。
「で?
いつ届くんだ?」
「多分、今週の金曜日!
楽しみだなぁ~。」
恍惚の表情を浮かべる刀也を笑顔で見る銀太。
暖かな陽気が窓から射し込み2人を包むが、少し離れた場所から桜子が恨めしい目で2人を見ていた。
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