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銀太の言葉を聞き、視線を銀太から刀也に移す。
「どうしたの?
そんな恐い顔して…?」
「…何処に行くの?」
「え?」
桜子の威圧感に後退りしてしまう刀也。
「何処に行くのって聞いてるの!」
「えっとね、僕の家だよ?
昨日、ミユゥちゃん抱き枕が届いてさ、銀太に見てもおうと思ってね?」
右手の親指をグッと突き立て、自慢気に話す刀也。
桜子はその姿を見て、深く溜め息をついた。
「ハァ…じゃあ、私も行くよ。」
「はぁ?
何でお前が来んねん!?
お前、関係ないやんけ!」
桜子の言葉に即座に反応した銀太。
本気で嫌なのが見て分かる。
言葉を荒げる銀太を刀也が宥めようとするが…
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