銀太、前野家へ行く

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「刀也? どないした?」 俯き、表情を見せようとしない刀也。 心配する銀太とは対称的に、一瞬、怯んだ態度を見せた桜子が更にまくしたてる。 「な、何がミユゥちゃんよ!? いい加減、そんなモノから卒業したら?」 「鏡…僕はね? アニメオタクだとか、キモいだとか、僕自身がどれだけ罵られようが構わないんだ… でもね…?」 急激に嫌な予感が走る桜子。 「僕の愛するキャラクター達を馬鹿にするのは絶対に許さない!!」 顔を挙げ、桜子を睨み付ける刀也。 銀太は刀也が怒る姿を見た事がなかった為、呆気に取られる。
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