後藤銀太

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刀也は上履きに履き変えた銀太に笑顔で近寄って行く。 「銀太、僕やったよ!」 銀太の目の前でガッツポーズを作る刀也。 銀太の頭上には?が浮かび、首を傾げている。 「やったって…何をなん?」 「昨日、話したでしょ? ミユゥちゃん抱き枕だよ!」 「ミユゥちゃん抱き枕ぁ…?」 記憶を辿る銀太。 頭上の?が!に変わる。 「あぁ! 限定の抱き枕の話かいな?」 「うん! それが当選したんだよ!」 興奮冷めやらない刀也の鼻息は闘牛かのように荒く、その瞳はヒーローショウを見る少年のように輝いている。
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