後藤銀太

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「やったやんか、刀也!」 刀也の両肩にポンッと手を置き、喜びを分かち合う銀太。 「うん!」 ミユゥちゃん抱き枕について熱く語る刀也を笑顔で見ながら、2人は教室に到着した。 刀也と銀太は席が隣同士。 席に着き、更に刀也の話に熱を帯びる。 『ちょっと…後藤じゃない?』 『退学になったんじゃなかったのかよ…』 教室から聞こえてくるヒソヒソ話。 クラスの生徒達が銀太を白い目で見る。 話は一ヶ月前に遡る。
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