女が復讐を考える時

再会

店内は、まだ開店したばかりだと言うのに、コーヒーとサンドイッチを楽しむ初老の夫婦や、コーヒーを飲みながら本を読んでいる女性や、意外に賑わっていた。

今朝は運動をしたせいか、甘いものが飲みたくて、私はキャラメルマキャートとサンドイッチを注文した。

ちょっと小栗旬似のウェイターが手際よくカップにコーヒーを注ぐ。

「お待たせしました」

「ありがとう」

受けとる時視線が合い、お互いの笑顔が重なり気持ちが良かった。

私はトレイを持って外のテラスに出た。

外は喫煙席なのだが、まだ客が少なく、眺めと春の風を感じたかった。