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「遥ぁ、彼方ぁ、起きなさい!朝よ!あ、あなたいってらっしゃい」
そんな声と雰囲気、そして朝日によって今が朝だということを知った。
「ほら、彼方起き…」
こう言いながら俺の部屋のドアを開けてきた。俺を起こそうとしたらしい。
「…あら、起きてたの。制服もちゃんと着て、珍しいわね…。朝ご飯、できてるから」
そんな言葉を無視して洗面所へと向かう。
そしてまた母親の声が響いた。
「ほら、遥!起きなさい!」
そしてしぶしぶ起きてき洗面所を通るとき俺をみて姉が一言
「あんた、昨日寝てないでしょ?」
「…」
「たかが恋愛如きで色男がウジウジしてんじゃねーよ。」
「…」
「あ、まさか図星?」
「女子校のやつになにがわかんだよ」
と返して歯ブラシを口に加えた。
「お母さぁん、私は朝ご飯食べるー。イチゴジャムちょーだぁい」
そういいながらダイニングへと向かった。
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