好奇心

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翌日 久美は、正樹を会社に送り出すと、パソコンの電源を入れ、昨日のツーショットチャットのページへと早速アクセスした 「ワクワク、ドキドキ🎵 居るかなぁ?居ないかなぁ? あっ~ああぁ~ 居ないかぁ~残念😭 このぉ~根性無しめぇ~~😡」 と不機嫌そうにそう心の中で呟いた それは、久美の勝手な思い込みなのだが・・・ 仕方なく、久美は家事を始めた 家事が流れ作業の如くこなしていく。その姿は「さすがっは、主婦っ!」と言いたくなる程の見事な手際の良さだった 十二時の消防警報が、辺り鳴り響く頃、久美は家事が一段落着きソファ~で、一息吐いていた そして、久美は立ち上がりキッチンへ行き、簡単な昼食を作りそれを持って居間に行きテーブルに置きテレビを点けた 午後の、お昼のワイドショーをみながら食事を取り始めた テレビを見終わり消し、食べた皿を洗い片付けると、今度はソファ~に体を預けて静かに久美は寝息をたてた これからチャットと言う戦場に向う前の"僅かな戦士の休息だ"と言わんばかりに・・・ そう!久美もパソコンのが無かった頃は、午前中の買い物帰りに声を掛けられて参加する、井戸端会議が久美の憩い場だった しかし、その井戸端会議も殆どが近所のメンバーであり、陰口や禁忌は気軽には話せない それと違って、井戸端チャットの方は年令もバラバラだしその上人の入れ替わりも激しい しかも、そこのチャット以外は接点か無い為、常識や常識範囲内の禁忌さえ守って参加すれば、気を遣う必要が無い そんな気軽さがあるチャットは、今の久美にはとってたまらなく刺激的なのである
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