天明の異端児と天明の麒麟児

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不良AとB。 運の悪い2人だと俺は哀れむ。 天明に手を出したのが 間違いだったのだ。 「おい、俺が先にやるからな! 」 「馬鹿野郎! お前可愛い子に 毎回逃げられてるじゃん! 」 何やら仲間割れを始めたAとB。 女を襲えたことは無いようだ。 「俺が先にやってるから お前は金奪っとけ! 」 そう言ってベルトを外しだす 不良B。 俺は春川に合図を送った。 そろそろ地獄へ送ろう、と。 春川は賛成してくれた。 きっと不良Bの粗末な何を 見るのが嫌だからだろう。 「おい! 金くれよ坊ちゃん! 」 「黙れ。 名前も無い不良Aが」 不良Aの顔面を殴った。 不良Aはふらふらと地面に 倒れてしまった。 「…………え? 」 「残念だったわね」 不良Bの顔面にも春川の パンチが炸裂。 不良Bはよろよろと転んだ。 「……痛! 何で!? お前ら、ただの金持ちの ひ弱学校の人間じゃ!? 」 「そのひ弱に負けてるお前は 何者だ? 天明高校舐めてんのか!? 」 軽く不良Bを脅かす俺。 不良Bは明らかに怯えている。
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