感謝の言葉

10/12
前へ
/193ページ
次へ
夏山に起こされた春川は いつもの凛々しい顔に戻り 部活を始めた。 「今日は今後の春夏秋冬部について会議をします! 」 改めて確認しよう。 春夏秋冬部は春夏秋冬の4人が 話をする為に作られた部活だ。 そんな部活の今後について 何を会議するのだろうか。 「我々、春夏秋冬部は話が活動内容 となっていましたが、 変えようと思います! 」 これは大きな変化だ。 活動内容を変えようと春川の 口から出てくるとは思っても いなかった。 「はい」 「はい、莉子! 」 1番初めに案を出すのは夏山。 「馬鹿高杉を教育しましょう」 まずはお前から教育を受けろ。 「おい、夏山。 俺は充分天才だ」 「その発言が馬鹿じゃない」 夏山……。 こいつ、実は春川以上のSかも。 「はい」 「はい、亜希! 」 2番目は冬木。 「日常生活で疑問に思ったことを 調べませんか? 例えば……プリンはどうして プリンという名前なのかとか」 まだプリンが気になるのか。 さすがに長いぞ、プリンの話が。 いい加減、忘れろ。 「はい……」 「はい、千晴! 」 3番目は秋谷。 秋谷なら真面目な案を出すはず。
/193ページ

最初のコメントを投稿しよう!

641人が本棚に入れています
本棚に追加