ヒイロVS五飛

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五飛はゆっくりと目を開いた。 気配を感じた。 彼方の宇宙空間にキラリと光るものを見た。 「現れたか……」 それはあっという間に飛来してきた。 破壊の翼を持つ天使。 ウイングガンダム0。 これでガンダム同士、機体性能差ではない真剣勝負ができる。 五飛はニヤリとほくそ笑んだ。 ウイングガンダム0は、バーニアを激しく噴射すると、猛スピードで地球へと向かっていた。 その降下軌道の前に、アルトロンガンダムが飛び出してきた。 「ここまでだ‼」 アルトロンガンダムはドラゴンハングを突き出した。 「貴様を地球に行かすわけにはいかん‼」 ウイング0はドラゴンハングを寸前でかわした。 だが、アルトロンの攻撃は執拗だった。 右に左にと、間髪を入れない。 ヒイロは、レバーを引き、ウイング0を大きく後退させた。
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