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｢あのね西崎君…さっきのは…｣
｢え?あぁｱﾚ？ごめんね突然あんなこといっちゃって｣
｢あ､いや別に!｣
これはﾌﾗｸﾞがたったんじゃないかぁ!?
｢いくら榊の悪事を止めさせたかったからって…あれは言い過ぎたよね､ごめん｣
｢え､じゃあさっきのは……｣
｢嘘だけど?何かあった？｣
嘘?そんなﾊｽﾞは…なんで？…やだっ､こんな時に…
恵の頬に涙がこぼれた
｢上野さん？どうしたの？｣
｢な､なんでもないっ!じゃあまたね!｣
うぅ…嘘でしょ!?浮かれてた自分が馬鹿みたい!!しかも初めて名前で呼んでくれて…嬉しかったのに…いつもと同じになっちゃうし…最悪…
廊下を走っていると
―――ドンッ
誰かにぶつかった顔をあげると
榊だった…
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