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センジュ「人間は大変ですね、ネガティブウジ虫馬鹿作家。」
アカリ「お前が言わせたんだろーが!!・・・てかさ、お前、ホントに何なわけ?」
センジュ「見てわかりませんか?」
アカリ「(即答で)わからん。・・・パッと見も人間だし。」
センジュ「私はしがない妖精さんですよ。」
アカリ「・・・死に神か。」
センジュ「そんなわけ無いでしょう。私が死に神だったら今頃アカリは地獄ですよ。」
アカリ「・・・疲れた。そうだ、私は忙しいんだ。・・・〆切りに・・・葬式に・・・そしてまた〆切り・・・(ぶつぶつ言いながらしかたなくパソコンを開く)」
センジュ「葬式?自分のですか?」
アカリ「・・・クソ兄貴のだ。」
センジュ「へー。(近くにある紙を拾って読み始める)」
アカリ「見ても面白くないぞ。没だからな。」
センジュ「いいですよ。アカリの存在自体が没みたいなものですから。」
アカリ(イライライラ)「・・・そうだな。」
(しばらくアカリはパソコン操作。センジュは作品を読む)
[チャイム音]
アカリ「む・・・誰だ?」
センジュ「担当さんじゃないですか?」
アカリ「このクソ忙しい時に・・・。」(渋々上手へ向かう)
センジュ「アカリがちゃんと仕事をしないから、担当さんも家まで来るんですよ。」
(アカリ、センジュを無視し、上手にはける。センジュ、パソコンを見る。)
[上サスにアキラ、下サスにマンジュ]
[音響]
マンジュ「あたしはマンジュ!今日からあんたの家に居候するわ!」
アキラ「はあ?っていうか、お前誰」
マンジュ(最後まで聞かずに)「あたしはマンジュ!聞こえなかったの?耳掃除何年もサボってるんでしょ?あんたの噂は聞いてるわ。頭の中ファンタジー作家・キグモことアキラ。あたし、あんたの家に住むことにしたの。」
アキラ(焦り)「おまっ・・・何様だよ・・・!」
マンジュ「いやあね!あたしはしがない妖精サンよ☆」
センジュ「・・・。」
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