君に願いを

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「大ちゃん、流れ星!!」 愛は子供の様にはしゃいだ。 「え?んなわけないだろ」 「ほんとだって!」 「有り得ないって」 「じゃあもう一人でお願い事する!」 「流れた後に願ってどうするんだよ」 そして本当に願い始めた。 「大ちゃんがプロのミュージシャンになれますように」 「え?」 「驚いた?」 「ばか。自分のこと願えよ。」 「大ちゃんの夢が私の一番の願い事だよ」 「愛…」 ただ俺は愛を見つめることしか出来なかった。 「もしかして照れてる?」 「んなわけあるか」 「え~絶対照れてるよ」 「うっせぇ」 俺はこの時誓った。 そして願った。 絶対プロのミュージシャンになってやるんだと。
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