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俺の名前は神谷修次。
21歳、彼女なし。
俺は今街を歩いてる、今日は12月24日、世間で言うクリスマスイブ。
それにしても寒いしカップルが多い。
クリスマスに出会いを求めるなんて無茶だったか。
ドンッ
「いったい、あぁ!ケーキが・・・」
誰かとぶつかった。ケーキ?
「大丈夫?ごめんボーっとしてて」
「私は大丈夫です、それよりケーキが・・・」
ぶつかった女の子はサンタの衣装を着てる。
女の子の目線を追うとグチャグチャになったケーキがあった。
女の子は困った表情をしてた、だから俺は言った。
「ごめん、お詫びにそのケーキ買うから」
俺はグチャグチャのケーキを指差して女の子に言った。
「そっそんな悪いです!私も気付かなかったし」
「良いから!ハイこれね、じゃ~バイバイ」
女の子は遠慮してたけど、俺はケーキの積まれたテーブルにお金を置いてそのままグチャグチャのケーキを持ってその場を後にしようとした。
「えっちょっ・・・と」
なんか言ってるけど聞こえない振りして、そのまま俺は小走りでまた人混みの中にいった。
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