幼少期

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「初音ちゃん、大丈夫よ。真守、お水持ってきてあげて。」 私の発作に動揺しまくりのまもるくんは、その人の言うとおりに水を取りに行った。 私はまだ、あの時の事を覚えているんだと思った。 母の拒絶、父のいない家、一人で過ごす寂しさ。 もう、忘れたかと思ってた、しばらく発作なんて起きていなかったから。
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