うのうぇn。貴方は何の為に?

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女性では男の力には、どうしても敵う筈もない。それが訓練をしているような男の力となれば尚更だ。 全く、土壇場になればロリでもなんでもかまわないのだろうね。 男って生き物は。 ああはなりたくないよなー、なんて考えている内に、とうとう手が薄い布地の上から陰唇と陰核を玩び始めた。 「いやぁ……いやぁ……」 とうとう抵抗もしなくなり、消え入りそうな悲鳴と大粒の涙を流しながら、されるがままになっている。 因みにもう既にエルは攻撃準備が整っている。 ほんのちょっと攻撃する意思を見せてやれば、すぐさま今アイラを嬲っている二人は死ぬだろう。 だったら何故しないのか? 理由は特にない。以上。 「やめろ! その子を離せ!」 「じゃあさっさと俺達を逃がす準備でもするんだな」 (あ、とうとう死亡フラグだ) エルは欠伸でもしながらそんな事に気がつく。 ヴァンは今すぐにでも飛びかかりたい気分を抑えているのだろう。 下手をすればアイラを殺してしまう事になりかねないから。 そんな中を、一人の少女が走る。 それはあまりに唐突で余りに予想外な人物だった。 「今すぐ離れろ! 下衆野郎!」 そう言って男に飛び蹴りを喰らわせたのはシルノだ。 完全に油断していた男の一人が、ふき飛ばされないまでも、アイラの体から離れる。 そして、傍に居たもう一人の男にもしっかりとその鉄拳をお見舞いしてやる。 「このガ――」 声を発することが出来たのはそこまで。 発せられた言葉はそこまでだった。 アイラとシルノの体に大量の血液が振りかかり、彼女達を紅く染める。 二人の男は、そこにいなかった。 代わりにあるのは大量の紅い液体のみ。 「うふふ、当然の末路ね。塵はゴミらしく塵芥と成り果てればいいの。死体なんて必要はない。火葬も土葬も必要無い。無残にその死にざまもさらせない風葬で十分」 嘲笑うかの様にそう言ってから彼女は不意に手を顎に当てた。 「待てよ……さっきのは燃やしてたから火葬になるし、凍らせるって言っても、あれは水魔法だから水葬になるのかしら?」 そう呟いたがどうでもいいことだ。 皮肉に意味を求めてどうする。
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