やっぱり無駄が多い高校生！

行進曲

彼は一人だった。
彼は孤高だった。
彼は強かった。
彼は旅をした。
彼は夢を見た。
彼は覚えていた。
彼は知っていた。
彼は聞いていた。
彼は絶望した。
彼は学ぼうとしている。

そして彼は今、ひた隠しにしていた一つの虚実を、白日の下にさらす。

愚者はそれを、なんとするだろう。