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「樹…弾を避けることだけ考えろ」
「しかしそれでは…!」
零夜の方に顔を向けた瞬間、弾が肩に当たった
突然のことで樹は叫んだ
しかしすぐに冷静を取り戻し、ゆっくりと肩に触れた
「腕は多少動く。刀さえあればなんとかなる」
刀を持ち、軽く振ってみる
まだぎこちなさがあるが、敵はそうとう銃を使いこなしている相手だ
零夜に向けられた攻撃まで受けていたら、樹が倒れてしまうだろう
「…少しだけ耐えていてください」
頭を下げ、草むらの中へと姿を消した
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