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「時報ウゼェ」
いつも通り深夜零時の時報に悪態をついたところで、インターホンが鳴り響く。
あれ? 今さっき、頼んだばっかりなのですが。最近のド○ノピザは仕事が速いんですかね。
そんな疑問を浮かべながらも、食欲には勝てないらしく。
「はいはーい」
運動不足の身体に鞭を入れ、椅子から立ち上がる。ドアを開け、玄関に立っていたのは……
幼女でした。
きめ細やかな肌に、無垢な瞳。幼さの中に漂うは侵してはならぬ聖域。その髪はまるでシルクのように美しく、腰まで流れるように伸びている。
服の上からでも確認出来るほどの胸の膨らみの無さ、貧乳、いや無乳と言っても過言はない。
何よりも特筆すべきは、その匂い。甘く漂うミルクの香りは、まごおことなく幼女特有のもの。
幼女はこちらを見上げ、上目遣いにたどたどしい口調で。
「あ、あの……こんばんは」
ドアノブに手を架けたまま固まる自分。
この状況は一体?
一分近く固まっていたでしょうか、しかしそこで一つの答えが導き出されました。
あぁ、分かりました。これは……。
自分へのバースデープレゼントなのですね。
神よ、感謝します。
一瞬にしてにやけ顔になった自分は、止まらぬ涎を垂れ流し
「いただきまぁぁぁす!!」
理性? そんなものあるわきゃねーです。
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