‡Chapter.3‡~純白の悪魔~

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夜になって、おかしいと思い始めたのは夕食後だった。 有村が来ないのだ。 秀行「長尾さん、もしかしすると…!」 達哉「あぁ、嫌な予感がする。」 住屋「有村の安否を確かめる必要があるな。」 鬼束「もし何かあったとすれば、一大事じゃないか!」 全員は110へ急いだ。 110には鍵がかかっていて、いくらノックしても返事すらない。 二宮「有村!何をしている!」 楠枝「有村さん!」 そこへ、合鍵を持った白木が駆け付けてきた。 それでこじ開けた瞬間、暗闇から冷気が流れてきた。 梅津「わっ!寒っ!」 竜吾は電気をつけた。 電気がついた瞬間、全員は息を呑んだ。 開け放たれた窓を背景に、有村ミーシャのなれの果てがそこにあった。 ベッドの上で、胸を短剣で刺されていて、生気すらない彼女の肌は、雪同然に白かった。 出雲「ミーシャ…。」 一条「警察を呼ばねば!」
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