‡Chapter.3‡~純白の悪魔~

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達哉「昨日の夜に、広間から出たのは有村さん、仙賀さん、星野さん、知光さん、竜吾さん、出雲さん、一条さん、鬼束さん。戻ってきたのが仙賀さん、竜吾さん、一条さん。」 宏樹「で、今日スキーに行かなかったのは出雲と仙賀と剣持。午後に抜けたのは一条と鬼束と琢人と醍醐と玉垣と神代か。」   長谷川は有村の部屋に入った。 窓は既に閉めてあって、有村の死体にはシーツがかけられている。 長谷川「せめて正確な時刻ぐらいわかればな。」 言うなり携帯を勝手に開いた。 不在が来ている。 出雲や二宮からの不在が数件来ている。 時間帯は昼過ぎ。 更に長谷川は有村の爪を見た。 マニキュアがつけっぱなした。 どうやら、部屋に戻って殺されるまで、有村は化粧を落とさなかったことがわかった。
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