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夜。
雲居は星野を睨んだ。星野が雲居の後を付けながら一緒に部屋に入ろうとしていたからだ。
雲居「自分の部屋に戻れ。」
星野「君が心配なだけだ。一緒にどうだ?」
雲居「ダメ。」
言うなり雲居はドアを閉め、鍵をかけた。
渋々星野が部屋に戻ってしばらくして、星野は雲居の部屋の壁に耳をあてた。
別に寝息が聞こえてくるわけではないが。
その時、星野の部屋の内線が鳴りだした。
その内線が、星野の最期を告げる電話だというのは誰も知らない。
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