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「あら、おはよう涼介君。今日もまた随分と遅い登校ね~」
登校中の俺に、近所に住むおばさんが話し掛けてきた。
「あ、おばさん。おはようッス!今日はまだ早い方なんじゃないスか?」
「そうなの?綾はもうだいぶ前に出てったけど………」
「あ~、あいつはいつも早すぎるんスよね~。よく起きれますよねぇ」
「涼介君が遅すぎるの!」
おばさんは苦笑いをした。
「じゃあ、おばさん。行って来ます!」
「行ってらっしゃい。気をつけてね」
俺はおばさんに軽く会釈をし、走り出した。
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