scene3

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「だって考えてみろよ!!このアメさえあれば、ロトやサッカーくじで簡単に億万長者にだってなれるんだぜ!?」 「………誰でも考えそうなことだ。僕はリスクを冒してまでそんなくだらないことはしたくない」 「くだらないだと………!!こんな千載一遇のチャンスを棒に振る気か!?バカかお前!?」 「バカは君だろう。君みたいに目先の欲にとらわれた人間は必ず後悔する。使うとしても、それは正しい使い方ではない」 「この野郎、言わせておけば………!!」 「ちょ……ちょっと二人共!落ち着いて………!」 浜崎君が仲裁に入る。 僕は元々落ち着いているが、よく止めてくれた。 ここで笹山君に暴走でもされたらタダじゃ済まない。
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