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話し掛けてきたのは結城綾(ユウキ アヤ)。
家が近いこともあって小さい頃からいつも一緒にいる、少しうるさいガキ。
いわゆる、幼馴染みってやつだ。
朝、俺に挨拶してきたおばさんの娘だ。
「まったく………何回言えばわかるのよ。もう少し早く起きれないの?」
「はぁ?毎日毎日、しつけーなお前はよぉ。遅刻してないんだから、何の問題もないだろ?アホか」
「何よ!!」
俺と綾の口喧嘩が始まる。
だが、これも毎日の恒例行事。
クラスの奴らは『また始まった………』と言わんばかりの呆れた表情で一部始終を見守るのだった。
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