PROLOGUE

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でもやっぱり話しかける勇気がなくて。 だから放課後に教室でギターの練習をするようにしたんだ。 できるだけ君と同じ空間にいれるように。 君が放課後、一人で勉強してるのずっと前から知ってたから。 なんかの拍子に少しでも話せないかな。 なんて下心むき出しで。 でも君は、どんなに俺が下手くそなギターを弾き続けても 一言も口を開かず、ずっと机に向かってた。 たまに窓の外を見上げて。
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