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私の杞憂も終わり…
日暮れを迎え、アメリカさんの宿舎の一室を借りて夕食を取る事にした。
私は、新聞紙の包みを取出し、卓の上に置く。
昼間、あの少女から渡された物だ。
自分達も…満足に食べてはいないだろうに
私を気遣って
食べてくれと、渡してくれたのだ。
受け取る訳にはいかないと、私に言う間も与えず少女は駆け去り、その向かう先には
…終戦の日
私に戦えと叫んで来た少年が立っていた。
私と目が合うと、少年は真っ直ぐに頭を下げ
そして、少女と並んで去って行った。
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