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包みを開けると、中には蒸かした芋が二本 入っていた。
「……なんだい日本、まさかそれが夕食かい?」
横からそれを覗き込んで来たアメリカさんが怪訝そうに言った。
「そうですが…何か?」
「それっぽっちじゃ足りないだろう?チョコでもいるかい?」
アメリカさんはポケットから菓子を取り出して、私の方へと差し出した。
「いいえ、結構です」
「………ふーん。そうかい」
アメリカさんは、断った私を心底不思議そうに眺めている。
それには構わず、私は胸の前で手を合わせた。
「いただきます…」
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