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私に託された彼等の想いと共に
芋を噛み締める。
(気弱になってはいけない…)
まだ、全てが終わった訳じゃない。
(未だ戦っている者達もいる…)
まだ…始まってもいない。
(私が居なければ…彼等は何処に帰ると云うのです…!)
今はただ、堪え忍ぶ刻。
ココロ
けして精神まで屈する訳では無いのだから。
辛うじて味のした芋を飲み下し、部屋の窓から夕景を私は見やる。
黄昏時の静寂は、何時の時代も変わらない…。
何度、沈もうと
必ず夜明けに陽は昇る。
イズル
日の出 国と称したを、偽りにしてなる物か。
"今"もいつかは"かつて"となるのだ。
あの幼い彼等の行く道を塞がぬように
私は
もう 千年
此処から、
生きて見せよう─────!
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