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「…あれ、さっきのボウヤ?」
リビングの真ん中に置かれた応接セットのソファに腰かけているのは、さっきのおばあさん。
「あら、いらっしゃい遥くん。お義母さま、お知り合いですか?」
紗菜のお母さん、赤羽美咲さんが俺とおばあさんを交互に見る。
なるほど…じゃあこのおばあさんは紗菜の祖母ってわけか。
「さっき、そこで会ったんだけど、今時感心なボウヤでねぇ…」
「きょ…恐縮です…」
感心だ、なんて言われた経験はないから、なんとなく固まってしまう。
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