LOVE♥①

7/15
前へ
/22ページ
次へ
後ろから、突然かけられた声。 振り返ると、着物姿のおばあさんが立っていた。 「幸城町にはどこから行くんですかね?」 幸城町といえば、俺の住む小さな町。 郊外の田舎で土地が安いせいか、広い土地を持っている家が多い。 「あ、それならあっちっす。ついてきてください」 ちょうど家に帰ろうとしていたし、たまには親切でもしてみようかと思ったのだ。
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

36人が本棚に入れています
本棚に追加