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そんな怖い…厳しい主のお世話という御役目を放って
侍従長は何処へ行ったのでしょうか…
トントン
『匐丸様💦』
匐丸『……………』
肩を叩かれ、名前を呼ばれても気付かぬ程に匐丸が見入っていたのは
天界でも一際美しいと評判になっていた舞の舞台でございました。
演目の最中でしたので、侍従長を呼びに来た使いの者は、他の観客に気を使いながらも耳元で
『匐丸様ーっ💢』
それでも気付かぬ鈍感な…
いや、舞に釘付けの匐丸でございました。
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