絡む思い

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世間的には決して可愛くないその子にベタボレしてる僕がなんか妙に嫌だったんだと思う。 自分で言うのもなんだけど、僕の外見はまあまあだし、なにか負けた感じがしていた。 だから僕は電車をその子と出会う前の時間に戻した。つまり、30分後に。 僕は自分の気持ちに、塩一摘み分ぐらいだけでもいいから嘘をついてあげたかったんだ。
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