全てをあなたに……

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唇が離れ、一呼吸おくと彼女は僕からのクリスマスカードを取り出して中を開いた。 「こ…れ……本当?私なん……かで…いい……の?」 彼女は勇気を振り絞って、ドキドキして途切れ途切れに聞いてきた。 「うん//もちろん。他の人じゃあダメなんだ……」 僕がこう言うと彼女は下を向いて無言で頷いてくれた。
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