もどかしさ

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僕はその子のことをもっと知りたいと思った。けど僕には、どうすれば僕がその子の中に入っていけるかが全くわからない。 とりあえず僕は、その子と同じ車両に乗って考えることにした。 その子は、手に掛けていた鞄を床に置くとふたつに結んだ髪をほどいて慣れたように三つ編みを始める。
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