もどかしさ

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僕が前に立つと、その子は誰だろう?という具合にチラッと僕を見ただけですぐに膝に乗せている鞄に目線を戻した。 僕はその子のことを可愛いとか好きだとかそういう気持ちでじゃなくて、もっと知りたいと思いながら終点に着くのを待っていた。
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