恋の甘さが届く夜に(A)

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「違っ……んっ」 アリエッタの唇を奪う。 イオンの真似をする気なんて、あるわけがない。 「はぁっ……シンク、やめてよお!」 アリエッタをテーブルに押し付ける。 机に置かれた、ケーキとラッピングのリボンやカードが揺れた。 片手をアリエッタの頭に回し、逆の手をアリエッタの下半身へ。 キスはだんだん深められ、アリエッタは苦しそうに耐えていた。 「シン……クッ…」 「イオン様って呼びなよ」 そんな声で、僕の名前を呼ぶな。 苛立ちと鼓動が止まらなくなるだろ。
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