星屑

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星屑

また一つ 輝き疲れた星が空から 落ちてきた 土色に濁った そこにいるのに 誰も気づかなくて 踏みつけられてて かつて自分のいた場所を 見上げてた どれが一番じゃなかった ぜんぶで一つだった 誰かがしていたように 手を高く高く伸ばしてみた 届かない わかっているから 好きな景色に見えた まぶたの裏に移してた なんだろう なんなんだろう 誰も知らない 片隅で 尽きた命の欠片 いつか青い宝石になる 花になり風になり いつか空に帰る
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