November of the 990

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俺の家族は、 母ちゃん一人だ。 仕事中のハプニングで 俺ができてしまった らしい。 母ちゃんはほとんど 忙しく、家に帰るのは ホント週に1回程度だ。 そして、一人で家で ラジオを聞いて居ると 今日は珍しく帰ってきた 「マイキー!こんなに散らかして置いてラジオ聞いてるのか!?直ぐに片付けなさい!!」 「もともと散らかってんぜ」 「つべこべ言わず片付けなさい!!」 「はいはい。」 俺はしぶしぶ、 部屋を片付けることにした 「いい知らせよマイキー。来週ある大物から仕事が入ったの!これで当分は、食ってけるわよ!!」 「じゃあ、ドミノピザに食いに行けんの?」 「勿論よ」 「マジかよ!?」 「マジよ」 「フゥー!!サイコーじゃん!」 「ただし、金が入ってからだよ。じゃお母さんもう行くね」 「えー?もう行くの?」 「お母さんも忙しいのよ。悪さばっかしないでねマイキー」 「はいはい」 そう言うと母ちゃんは 玄関から飛び出していった 「俺に弟はいらねぇからなー」 これが俺と母ちゃんの いつものやり取りだ この日も母ちゃんは いつも通りに 仕事に行ったんだ…
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