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あれから4日
俺は学校が終わり
いつものように家に
帰っていた時の事だ。
「火事だぁ!!誰か911に電話しろぉ!」
その声は俺の家のほうから
聞こえてきた…
ウチがある方向に
俺より黒い煙が
もくもくと立っている…
俺は直ぐ様家まで
走りだした。
既に多くの警官と消防車
そして野次馬が
集まっていた。
火が着いていたのは
ウチだった…
「おい、人が中で倒れてるらしいんだぜ」
「ホントに!?可哀想に…」
野次馬達からの
会話を聞いて直ぐに
俺は叫んだんだ…
「母ちゃん!!母ちゃん!!母ちゃん!!母ちゃん」
なんとかして
中に入ろうとしたが
ポリ公共に
抑えられ入れなかった…
「どけポリ公!!中に入れさせろ!!母ちゃんを助けるんだ!!クソ野郎どけ」
泣きながら必死に叫んだ…
だが無意味だった。
俺はふいに反対車線に
居た男を見た。
男はそのままこの地区じゃ
滅多に見ないベンツに
乗り走り去っていった。
俺はこの時あの男が
笑っていたかのように
見えたんだ…
奴だ…
絶対奴だ!!
俺はこの時、
復讐する事を誓った。
そう、この日から
『クソったれ人生』が
始まったんだ…
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