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「さぁ行こうか」
俺らはジープに乗り込み
クイーンズに
むけて走りだした。
「全く!相変わらずニューヨークは車だらけだな!!どけイエローキャブ!」
ビッグはイラつきながら
運転していた。
まぁ無理もないな…
こんなに混んでいれば
運転してねぇ
俺までイライラするぜ…
何台ものの車が
クラクションばっか
ならしてやがるから
騒音は常にたえねぇ…
「イエローキャブで思いだした、マイキーあんたのケキとかいうビッチはどうしたんだ?」
アトミックが
後部座席から
退屈そうに聞いてきた。
「あ~あ、そういえば忘れてた。今何してんだろうな」
俺はうまくスルーした。
「なぁミード、なんでイエローキャブでケキを思い出すんだ?」
ビッグは客を乗り降りで
迷惑な場所で止まってる
イエローキャブ(タクシー)
に大量のクラクションを
浴びせながら
アトミックに聞いた。
「知らねぇのか?日本のビッチ共に対するお言葉だよ」
「じゃあ差別用語なのか?」
「あぁそうだよ。そんぐらい勉強しとけよクソが」
「なんでイエローキャブって言うんだ?」
「知るわけねぇだろうが!!」
ビッグは
お前こそ勉強しとけよ
っと言いたげな顔していた…
「由来は日本のビッチ達は、一時期欧米人と付き合えばカッコいいと思ってたらしいぜ。そんで欧米人とみりゃ誰とでも寝たらしいぜ。それで差別大好き白人様共がまるで一日中客を拾ってるイエローキャブみたいだ!と言ったからだとよ」
俺はアトミックの
かわりに説明してやった。
「なるほど。つまりヤリマンの事だな」
ビッグはうなずきながら
そう言った。
「あとどれくらいだ?」
俺はビッグに聞いてみた。
「もうすぐだこの橋の越えれば直ぐだぜ!」
ジープは
クイーンズと
マンハッタンを結ぶ
クイーンズボロ橋を
疾走して行った…
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