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「ここがクイーンズか…」
おれらはやっと
クイーンズに到着した。
あとはジャクソン通り
辺りににうろついてる
売人を見つけて
クリックに会うだけだ。
「よしジャクソン通り辺りで車を止めようぜ」
クイーンズは
マンハッタンに比べて
車の数は少ないから
比較的早く
ジャクソン通りに着いた。
「よぉあの辺りがいい、あそこにとめろ」
「わかったぜマイキー」
ビッグはそう言うと
車を寄せ停車した。
「アトミックとおれで行く。ビッグは中で待っててくれねぇか?」
「あぁいいぜマイキー」
「ジャンキー(薬中)に撃たれんなよ」
「いってぇなミード、ジャンキーなんかに殺られねぇよ」
アトミックはビッグの肩を
一発殴りながらそう言い、
車から降りた。
「アトミック行くぞ」
俺はアトミックと
一緒に裏路地に
入った。
裏路地にはゾンビみてぇな
ホームレスの中年野郎共が
壁によりかかっていた。
「兄ちゃん、ケツを食われないように気を付けな」
俺らが歩いていると
一人のホームレス野郎が
アトミックに
笑いながらそう言った。
「よぉゴミ野郎、今俺に向かって言ったのか?」
アトミックは
喧嘩を売ってきた
ホームレス野郎に
そう聞き返した。
「あんちゃん、ここで騒ぎは起こさないほうが身のためだぜ?」
ホームレス野郎が
そう言うと
周りの野郎共が
笑いだした。
アトミックは
一見冷静だが、
内心はハワイ島の火山が
大噴火しているかの
ようにイカっている。
「兄ちゃんこそゴミ野郎って俺に向かって言ったのか?」
ホームレス野郎が
そう言い終わったと
同時にアトミックが
9ミリをぶっぱなした。
「あぁそうだよ。よくわかってるじゃねぇかゴミ野郎」
アトミックは
そう言いながら
ホームレス野郎の死体に
更に2発ぶっぱなした。
「てめえも気に入らねぇ」
アトミックは
そう言うと
さっき隣で笑っていた
ホームレス野郎にも
鉛の弾を食らわせた。
「おめえも死にてぇか?」
「や、やめろ!あんたいかれてんのか?二人も殺してるんだぞ!!」
ホームレス野郎は
必死にアトミックを
説得しようとしたが
アトミックは
ためらいなく
ぶっぱなした…
「人じゃねぇよ。ゴミだろ?てめらを一人二人殺っても誰も悲しまねぇよクソが」
「やりすぎだ、行くぞ」
俺はアトミックにそう言い
奥に向かった。
アトミックも
死体に痰をぶっかけ
奥に向かった。
さっきのホームレス野郎共は
仲間がたった1分で
三人殺されたのが
ショックなのか
固まっていた…
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