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「よぉ戻ったかマイキー、でそのクリックは何処にいるんだ?」
俺らが車に乗り込むと
ビッグがそう
聞いてきた。
「ハンター岬の落書きがないほうの倉庫で彼女は黒のコンドームが好きだと言えだってよ…俺の経験上黒のコンドームなんて見たことねぇよ」
「なんの経験上だよ、とにかくハンター岬に向かえばいいんだな」
ビッグはそう言い
車をだした。
アトミックは
かつての親友W.Pが
変わっちまった事に
ショックを受けて
悲…ん?
違う、ただハッパで
ハイになってるだけか…
「なぁアトミック、W.Pがもう俺らのホーミーじゃない事についてどう思うんだ?」
「どうも思わねぇよ」
「どうも思わないだと?」
「あぁそうだよ」
「なんでだ?」
「考えてみろ戦場で敵に情持つ紳士がいるか?」
「ミード、多分それは紳士じゃなく兵士だと思うぜ」
「うっせぇピッグ!!兵士だっていう事くらい知ってるぜ!!」
アトミックは怒鳴って
ビッグの口出しを
黙らせた。
「じゃあアトミックはW.Pを敵扱いすんのか?」
俺は話しを続けた。
「あたりめぇだろ?あの野郎は俺らを裏切ったんだぜ?もう二度と表れんなだと?上等じゃねぇか!俺からも言ってやるよ、もし次俺の眼前にてめえが表れたら頭吹っ飛ばして、脊髄(セキヅイ)を引き抜いてやるよ!!」
アトミックは
車の窓から
外に向かって
そう叫んだ。
やっぱりアトミックも
親友が俺らを
敵視したことに
怒りを感じてるのか…
「マイキー、取り組み中失礼だがもうすぐでハンター岬だぜ」
「あぁわかったビッグ」
「それにしてもクイーンズは渋滞がなくて気分いいな!ハッハッハ」
ビッグの言うとおり
クイーンズは
渋滞が全くないから
俺らのジープは
すいすい進んでいった。
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