Candy man

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「よぉにぃちゃん。キャンディーいらねぇかい?」 1999年12月16日 ニューヨーク イーストハーレム N.Y.EAST HARLEM あれから9年… 俺は、いつものように 車に乗ってる にぃちゃんに話しかけた。 「10ドルだ」 にぃちゃんがそう言うと 俺はズボンの中から 『キャンディー』を取出し 金と交換した。 「どうも、良い1日を」 車はそのまま走り去った… ズボンの中で携帯が鳴った 「おいマイキー直ぐに来てくれ」 「よぉアトミック、何があったんだ?」 「また俺らのシマで、勝手に商売してるバカが居るんだよ。116番通りの鉄橋の下だ」 「わかった。」 俺は電話を切り 直ぐに向かう事にした。 「よぉマイキー。何かあったのか?」 「またバカが現れたみたいだ」 この大柄なデブは パンドル・ジャクソン PANDOL JACKSON 通称ビッグ A.K.A.BIG 2年前に知り合った 俺の仲間だ。 運転がすげぇ上手い 過去に察から何度も 振り切ったほどだ。 だが勿論免許はないがな 俺らはボロ車に乗り込み バカがいる場所へ 向かった。
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